政治家が「食」を賭けてスポーツ賭博?

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食べ物を使ってスポーツ試合に賭ける」という伝統は、ずいぶん前に始まったものです。いつから始まったのかは定かではありませんが、90年代に入ってから人気に火がつきました。

これは、政治家が地元を代表するスポーツチームに賭けるというスポーツベッティングの形式です。これらの賭けにはお金ではなく、地元の料理やドリンクなどが賭けられるのです。

ではその例をいくつか見ていきましょう!

1997年

この種の賭けの最初の記録の一つは1997年までに遡ります。アメリカン・リーグのディビジョンシリーズで、クリーブランド・インディアンズとニューヨーク・ヤンキースの試合でした。

この試合では、インディアンズが勝利し、その後、ニューヨーク市のジュリアーニ元市長がクリーブランドのマイケル・R・ホワイト市長に、イーストリバーで釣り上げたと偽った「ストライプバス」を送ったそう。

1999年

次の賭けは1999年に行われました。アトランタ・ファルコンズとデンバー・ブロンコスが対戦したスーパーボウルの試合で、コロラド州のバーン・ネルソン市長がジョージア州のクリス・ヨーダー市長に負けました。この試合では、使い捨てカメラ6台、Tボーンステーキ10枚、ロッキーマウンテンオイスター5ポンドを賭けられていたのだとか。

2008年

2008年に行われたスタンレーカップでは、ピッツバーグ・ペンギンズとデトロイト・レッドウィングスが対戦しました。この試合では、デトロイト市長のクウェム・キルパトリック氏が「リトル・シーザーのピザキット」や「フェイゴ・ポップ」といったモーターシティの名物料理を差し入れることを申し出たのに対し、ピッツバーグ市長のルーク・ラベンスタール氏は「プリマンティ・ブラザーズのサンドイッチ」や「ハインツのケチャップ」「タコ」を差し入れることに…。なんて斬新なチョイスですね。

 

2009年

翌年のワールドシリーズでは、ニューヨークのチャールズ・シューマー上院議員とキルスティン・ジリブランド上院議員が、フィラデルフィア・フィリーズチームが負けた場合に、「チーズケーキ」を贈ることを申し出ました。

一方、ペンシルバニア州のボブ・ケーシー上院議員とアーレン・スペクター上院議員は、ニューヨーク・ヤンキースが勝てば、同じく名物料理の「チーズステーキ」を贈ると申し出たのだとか(笑)。

2010年

2010年、AFCワイルドカード・プレーオフで、ボルチモア・レイブンズとニューイングランド・ペイトリオッツの間で試合が行われました。メリーランド州のマーティン・オマリー知事が賭けたカニカマと、マサチューセッツ州のデバル・パトリック知事が賭けた「ロブスター」が賭物でした。

まさかのシーフードが賭けられたこの試合では、ボルチモア・レイブンズが勝利。

同じ年のNFCチャンピオンシップでは、ニューオーリンズ・セインツとミネソタ・バイキングスの間で試合が行われました。ミネソタ州の上院議員であるエイミー・クロブカーは、ミネソタが勝てば、ドリュー・ブリーズのジャージを着たルイジアナ州の上院議員に、グリルの「マッシュルーム」を贈ると約束しました。

一方で、ルイジアナ州のメアリー・ランドリー上院議員は、もしバイキングスが勝てば、ブレット・ファーブルのジャージを着て、「ワイルド・ライス・キャセロール」を調理して届けることを約束。

2010年の冬季オリンピックでは、米国のバラク・オバマ大統領とカナダのスティーブン・ハーパー首相が賭けをすることに。賭物は、ビール1ケースでした。賭けの対象となったのは、男子ホッケーの金メダルの結果でした。

負けた後、オバマ大統領は、「モルソン・カナディアン」1ケースと、彼の好きなビールでもある「イエングリング・ラガー」1ケースを送りました。

2014年

2014年のスタンレーカップでは、ニューヨーク・レンジャーズとロサンゼルス・キングスの試合が行われました。レンジャーズ代表のクオモは、アンカーバーのウイングソースを賭けましたが、そのソースでの賭けは初めてではありませんでした。

この賭けに応じたカリフォルニア州知事のジェリー・ブラウン氏は、軽く塩味を効かせたホッケーパック風の「有機玄米餅」を賭けました。